平成30年度 別府公民館手枕カレッジ(高齢者大学)

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落語 別府公民館寄席

「笑って健康」

                              講師 (とう)四朗(しろう)の会の皆さん 

 お腹の底から笑うと、心も体も元気になり、健康寿命を延ばし、周りを明るくするとよく言われます。今日は健康もたらすお笑いの講座です。
噺家衆は、兵庫を地盤に素人ながら高い実力で活躍されているお笑い素人集団「
(とう)四朗(しろう)(しろうと→とうしろう)」の皆さんです。

 さあ、別府公民館寄席!

 出囃子・テンツクドンドン! 始まり・始まりい~!!

1 まずは「千早ふる」           相生 ()()(てい)どっく

ご隠居のところに現れた八っあん。百人一首「千早ふる」の意味を聞かせてくれとせがむ。困ったご隠居、知ったかぶりで勝手に話を作り強引に振り回す・・という古典落語の一つ。どっくさん、声量十分、歯切れよし。突っ込みをくるりとかわす噺の展開に、うなずく笑顔、笑い声ひっきりなし。「話す自分の力より、そちら側(聴衆側)の努力で笑ってください・・」と謙遜されたけど、思わず笑いの浮かんでしまうレベルの高さにまた感心してしまいます。

 お辞儀の後、出囃子で第一噺終了。座布団を返し、めくりも返してさあ第二幕です。

2 二番手は「風邪うどん」       尾上 ()金家(がねや)(ぶん)(ぶん)

 寒い夜、屋台のうどん屋が商売していると酔っ払いに絡まれる。場所を変えると、ばくちをやっている家から呼び止められ、小声で話すその気遣いを誉められ注文舞い込む。次いでサゲの場面へと展開していく・・同じく古典落語の一つ。随所に見どころ聞かせどころあり、特に酔っ払いのからみ方、冬の夜の凍るような寒さの表現がポイントといわれます。

 この方の声は張りがあってよく通り、実においしそうにうどんをすする仕草など流れるようなシーンの連続で、情景目に浮かぶようでした。皆さん大満足・大拍手!

 さあ、座布団とめくりが返って三番手へ

3 落語 その3「湯屋番」     神戸 (こん)(こん)(てい)飛雄(びゆう)()

 落語によく出てくる道楽者の若旦那が主人公。居候中の若旦那の扱いに困った家主は、湯屋番への奉公を勧める。番台に座った若旦那は、現実逃避の空想にふけりはじめる・・これまた昔からの名作の一つ。

 飛雄太さん、コンピューター関連業界の方とのこと。若旦那が二階から降りてきて話すくだり、湯屋の親父とのやり取り、さらに客の女が自分に惚れると妄想するさわりはわかりやすく、すーっと会場に響き渡りました。お仕事とかけ離れたぶっ飛び世界へ皆さん連れていってもらい、やんやの喝さいです。

どの分野でも異才発揮する方はおられるんですねえ・・!

4 トリはご存知「死神」        淡路 かなり()(とら)キチ

 お金のない主人公は、ひょんなことから死神と知り合いになり、病人の命を助ける手法を教えてもらう。それを使い金持ちになるが、欲を出したばっかりに自分のいのちをすり減らす事態に陥る・・いろいろな噺家で解釈され、内容の深さと共に死に方のバージョンを楽しめる独特な名作。

 演者は黒い着物を身に着け、淡々と進む中にも死神がむくり伸び上がるなど凄みある演技の連続です。会場静かに聞き入り、そして終わるとともにどっと拍手万来。いやすばらしい!
先日、NHKの放送でもドラマ化され話題となりましたので、興味を持って聞かれた方多かったのではないでしょうか。
余韻漂う中、お囃子とともに終了です。

笑う機会の少なくなりがちな今日この頃、本物の高座と見まごうすごく贅沢な時間となりました。
(とう)四朗(しろう)の会の皆様、ありがとうございました。



司会


謝辞

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ボランティア講座

まちがイキイキと人がイキイキとするボランティア活動を考える

講師 野外活動クラブ バク代表

本山 政幸 先生

1.社会福祉協議会とは   

  加古川市の全戸が会員であり、市民全体を対象とする民間の福祉団体である。

  業務内容の主体は、ボランティアを行う人とボランティアを求める人を繋ぎ、誰もが安心して暮らす事の出来る
  地域福祉の実現を目指した活動をしている。

2.講座の開始に当たって

 講座への誘因を目的として、講師の年齢を当てるゲームの実施。
 更に受講者のレベルを調べると称した腕と指の動作による反射神経の調査を実施、笑いの内に緊張の緩和がさ れた。

3.人と関わって活動する意味を考える

 地域で暮らしていく上で最も重要なのは人との関わりであり最も求められるのが「傾聴」ボランティアである。
 ①テーマを決めて11で話を「聞く」会話。
 ②話し手と聞き手に11で分かれて話し手は相手を褒める。聞き手はひたすら相槌を打って話を「聴く」対話。
 の2点で傾聴の訓練実施。

4.ボランティアは滅私奉公でも義務でもない。

 ご近所の事をちょっと気にかける、出来る事をする活動を基本とする。
困りごとの支援活動は4割までとし、残りの6割は当事者が頑張る。
自発性、無償性、福祉性、継続性を重視する。

5.地域における最近の風潮

 簡単、便利、楽に流れる風潮が有る。煩わしい事を排除する傾向にある。
最も排除されているのが人間関係、ご近所関係、迷惑を掛ける掛けられる関係である。
この風潮を打破するために「協働」が求められている。

6.即答フリップ式ディスカッション 

 今の元気度を数字で書いて合図で一斉に提示して話し合う。続いて福祉 ・ 住んでいる地域での課題 ・ 課題 に対して自身が出来る事の4点で話合う。

7.人間関係の基本

 人間関係の始まりは挨拶である。
 挨拶 会話 対話 価値観のやり取り 協議が出来る
 結論として、協議が出来ないと協働は出来ない。

8.隣近所の見守り活動

 「詮索するお節介」をする気持ちが無ければ本当の見守り活動は出来ない。
 地域のお節介な人を増やすために、カレッジ卒業後は地域で見守り活動の一員として活躍してほしい。
 高齢者大学は地域のリーダーとなるための教育である。

最近、老後の暗い話題が多く感じられ、人との繋がりも希薄に為りつつある環境の中で、人がイキイキと生活をするには、ボランティアが不可欠で有る事を思い知らされました。今、何をするか、何が出来るかを考えて早急に行動に移すべきと思わされる講座でした。



司会


謝辞

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