平成30年度 別府公民館手枕カレッジ(高齢者大学)

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私たちの暮らしと政治

                    講師 神戸新聞 論説副委員長 小野秀明先生                 


私達の生活は、深く政治と関係しており、生活の為に政治があり、又、政治によって生活が維持されているといわれます。

今回は、神戸新聞の小野副委員長さんから、暮らしと政治についていろいろなお話をしていただきました。

1 日本の新聞のはじまり

   幕末のころ、播磨町出身で「新聞の父」と称されるジョセフ・ヒコは、アメリカで学び、帰朝後日本で初めて新聞を発刊した。当初は外国の新聞を翻訳し、わかりやすい日本語に直したもので、月2回100部程度発行した。

  さらに海外新聞と称し、読みやすい編集方針や広告掲載をすすめるなど、新聞の土台を築き、その後の新聞発展に大きく貢献した。

2 新聞の役割

 (1)いろいろな視点あるけれど、法令に基づき権限を有する国・県などの行政機関と共に、議会に対する監視はまず対象と考えていきたい。身近な話題でも消費税、iR法案など市民生活に影響を及ぼすものは数多くあり、新聞はそのチェック使命を有していると考えている。

 (2)例えば政務活動費については、本来、政策調査研究等の活動のために支給される費用であるが、不適切でずさんな支出が各所で発覚した。これを受けルールの厳格化を図られることとなり、結果として多くの返還額が急増する事態となった。原資は税金という観点から、使途の明確化や「後払い方式」の採用など住民目線で見た防止策が必要。

3 地方の政治、行政の特徴

 (1)国と地方自治体の違いとして、議院内閣制で施策を立て進める国、住民の選挙に基づく大統領制の地方政治と基本的違いがある。議会は行政をチェックする。それらに対し、すべての起点となるのは住民・有権者の関心の高さである。

 (2)加古川でも6月に市長、市議会議員の選挙あり。争点は少なかったためか投票率は低かった。今後市政として、小中校へのエアコン設置やバスなど交通手段の確保、人口減少への対応策など課題となる。今回は女性議員の上位当選が目立ち、先進的意識に基づく選挙結果につながったと言えるかもしれない。

4 外から見た加古川市

 (1)加古川のイメージは、自然豊かで、平和、住みやすい、海あり山あり川あり恵まれすぎ。反面、お土産なし、ぬるま湯、全体ぼけるという印象あり。

 (2)加古川のポテンシャルは、神戸、大阪、姫路に近く、住むところ働く場所両方そろった便利さを持つ。

   お隣り明石市、姫路市をみると、①明石市は、子育て支援策が充実し、駅前再開発進んでおり、4年連続人口は増えている。②姫路市は、駅前開発が目覚ましいほど進展し姫路城大修理で評価を受け、外国から多くの観光者来訪。

 (3)加古川市は、2060年には35%人口減少するとの国試算もあり、大きな課題である。子育て30代女性の17%は市外へ移住したい希望を持つ。しかも転居希望先は、神戸市、明石市、播磨町となっており、魅力ある街づくりを図りながら移住・定住促進対策を進めていくことが必要。

5 外から見た提案

 (1)まちづくりは深堀とオリジナルを

  ・「まちを知る」・・・加古川検定、加古川学、ツーデーマーチ

・「まちづくりに参加」・・公開事業評価、映画「36,8c」

・「棋士のまち」・・・加古川清流戦、将棋ぷらざ、息の長い取り組みを

・「加古川学」・・・流域面積最大の川、歴史、文化、生物、構築物

           レガッタ、船上レストラン、船着き場、ステージ

 (2)市のホームページで取り上げ、啓発するような取り組みも必要では。

    総合的に学ぶ(研究する)ところがない。

 (3)市民意識調査によると、郷土愛を感じる人65%、定住したい人64%と非常に高い。意識の高さ、自然・社会・経済的ポテンシャルの有利さを活かし、さらなる飛躍を遂げてほしい



司会者


謝辞

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